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ジーンズのリベットサビ加工

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ジーンズのリベットをサビさせようと思ったことはありませんか?


ということで、今回はジーンズのリベットのサビ加工をやってみようかと。

いままでジーンズのボタンをサビさせてウヒウヒいっていました♪
その経緯はといえば、

全て「錆の本」なるものを読んだせい。

どんな本かというと↑のような本です。
書いてある内容としては、錆のでき方、錆の防ぎ方というような、錆と防食をテーマとした本です。
つまり、これの逆をすると簡単にサビさせることができるんではないかと。

ちなみに以前、コラムで書いたガルバニック腐食の事についても書かれておりました。(詳しくは前回のレポを読んでみて下さい。)


さて、今回も行うサビ加工。
その名も
『逆・電気防食』(・∀・)

その原理はというと・・・




Step.1 逆・電気防食の原理とは!?



電気防食とは、電気を使ったサビを防ぐ技術。金属を電源につなぐのですが、サビを防ぎたい金属をマイナス側に接続します。するとプラス側の金属が身代わりになってサビてゆくという、なんとも犠牲愛を感じさせる防食方法です。

これを利用しようと、
つまり・・・




犠牲の電極、陽極側(+)にジーンズのボタンを繋げばよいのだなということです(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒ

と、こんな原理です^^



さてさて、今回リベットをサビさせてみようかと思った動機はといえば。

新品のジーンズのリベットは、
とてもキラキラと輝いていて、味わいがありません。
「あー、早いとこ、くすまないかなー(´- `)」
なんて、常々おもってしまうわけです。

それなら、この『逆・電気防食』をやれば、
さっさとサビんじゃねーかと(・∀・)


じゃーやってみようヽ(´ー`)ノャ







Step.2 電気を流してみましょう!

電源はこれ。単三電池2本直列 3Vです。





さあさあ、接続の方法はこんな感じ。

陽極(+)にサビさせたい金属・リベット(今回のリベットの素材は銅)をつなぎ、陰極(−)にはアルミホイル。リベットとアルミホイルの間には電気をよく通すように食塩水を含ませたティッシュをはさんであります。

では、
おもむろに

スイッチオーン!(・∀・)


・・・・・
・・・・・
なにやらしゅわしゅわいってます(;・∀・)



5分後・・・



どーん!


緑青…( ̄▽ ̄;)

10円玉のような黒っちゃけたサビ、出ないもんかなー( ̄- ̄;)ンー

とりあえずこの緑青はふきとっておこう・・・(;・∀・)



と、ここで終了かと思いましたが、その後の経過も追ってみました


あれから、1ヶ月弱経ってます。

サビたかどうだか見てみましょう。







じゃーん


Σ(゚д゚lll)ガーン

サビてねーーー

つか、ムラムラです。


これは、思うに、
前回、リベットには緑青がわきました。
それをふき取ったはずでしたが、きちんとふき取れておらず、
おそらく緑青が薄い皮膜となり、通常の黒く変化する酸化を防いでしまったのではないでしょうか…( ̄▽ ̄;)



ほかのリベットはこんな感じのいい具合




味ですね^^

しっかし、あのムラムラリベットはどうしようか・・・(;・∀・)




〜まとめ〜
ということで、結論。
銅素材に対して、いわゆる『逆・電気防食』はおすすめできないということでよろしく(+д+)




2011.09.10 さめーブログより転載

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